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NTliveを語る会vol.6──『アレルヤ!』の回 2019/7/20 13:30~16:00 東京大学駒場キャンパス 司会進行:河合祥一郎(東京大学教授) ゲスト:村上祥子(ロンドン在住ライター)、兵藤あおみ(演劇ライター)、柏木しょうこ(字幕翻訳家)、中村未知子(カルチャヴィル)(敬称略) *7/23公開、7/24修正・追記 個人的にはご無沙汰になってしまったが語る会も6回目。待ちに待った『アレルヤ!』ということで参加してきました。 比較出来るのが1回目のマクベスだけですが、年齢層の広さと男性の参加者が目立ったのが印象に残りました。 色々あって(人生なので)去年現地で観劇したので、まとめの前に簡単な感想とかツイッターで勝手に宣伝活動していたログを残しておきます。まとめだけチェックしたい人はサーッとスクロールするか、もっとシンプルでわかりやすいこちらのnoteをどうぞ👉 ナショナルシアターライブを語る会のアレルヤ!回まとめ|カッキー @kakkyaa https://note.mu/kakkyaa/n/n85fc9a5e770c 現地で見た雑感 「Allelujah(アレルヤ)」あるいはHallelujahは「神を褒め称えよ」という意味の聖句だ。 ジョン・コーエンの曲が有名 らしいが個人的にはヘンデルのオラトリオ〈メサイア〉が思い浮かぶ。(そういやタイトルは「アレルヤ」なのに劇中の歌詞は「ハレルヤ」になっていたのは何故かを質問しそびれた。) その名を冠した歌の晴々しさとは裏腹に、なんとも身の置き所のわからない話だな・・とそこそこ以上に裕福そうな人たちに囲まれたS席で天井を見上げたのを強く覚えている。この世にあって「天国」という国はない、それでも生きていかなければどうしようもない、という塞がりきらない傷のような諦めと希望を、ただの旅行者である自分がその場で受け止めきるのは難しかった。NTL上映決まってからも「これ面白いのかな~」とグネグネ考えていたが、スクリーンという距離を置いて、ネイティヴ言語で改めて鑑賞して、ようやく作品と自分の距離が定まって色々言葉に出来た感じがする。 〈主役〉になる人物が登場しないのが〈メサイア〉の特徴とも言われる。「Allelujah!」も軸になる話の担い手はコールマン父子であり、彼らが映し出