10/8
適当に生きてきた中でもそれなりに取り組んだことの伏線が回収されるタイプの良いことがあったのでよかった。これからも無駄なことを一生懸命にやっていきたい。
今日思い出したり調べたりした本
日本最長約30kmの「私道」! 行き交うクルマも規格外、なぜできた?(画像8枚) | 乗りものニュース
https://trafficnews.jp/post/67297/2
SCANIAに託された、宇部興産ダブルストレーラーの未来
https://scania-griffin.com/customer/235
黒部ダムにも関電専用道路があるが、あれはもっと短かった(10km)ここまでしても鉄道の方がコスト高いんだ。損益分岐点がどこにあるんだろう。
10/9
こいぬを狂犬病の予防注射につれていった。今回は去勢手術の健康診断などもあったのでかかりつけ医でお願いしたけど、来年からは集団接種でもいいかもしれない。おれは今もマジで注射が嫌いな人間だが、幼稚園の頃に近くの公民館であった何かの集団接種が嫌すぎて逃げ出した記憶がある。黙って裸足で抜け出したこと、通ったルート、「家に戻るとバレるから友達の家に行こう」と考えたこと、とはいえ遠くに行けないな・・と冷静に考えて親同士は仲が良かったが子ども同士はそうでもない家が近いからとりあえず行ったこと、シールを貼る絵本で遊んだことなどを鮮明に思い出せる。こいぬは注射どころか病院にまだ嫌な思い出がないので「オンステージで触ってもらえる場所」と思っているフシがある。よく言えばおおらか、コミュニケーションを厭わない明るく前向きな性格、ポジティブ、環境の変化に強い、人間も犬も大好き、悪く言うと……こいぬに悪いところなんてひとつもないね。
今日思い出したり調べたりした本
こいぬと遊ぶのに忙しかったので特になし
10/10
所用でスーツを作りに行った。今回は生地はネイビーでベストなし、サイドベンツで裏地はピンク。レディースのスーツのラインが嫌で嫌でしょうがなくてオーダーしてるんだけど、採寸入れて5万円くらいなので普通に吊るしのスーツ買うのとそんなに変わらずコスパが良いと思う。時間はかかる(1ヶ月)
初回の採寸の時に「レディースだと通常は~」「女性なので~」と悪気無くアドバイスをくれたのだが、「いま目の前で計っている身体を無視して、性別だけで何かを決めるとしても、決めるのは私ですよね」と言ったせいか、今回は何も言われなかったので快適だった。
今日思い出したり調べたりした本
リチャード・ブローディガン『アメリカの鱒釣り』
https://www.shinchosha.co.jp/book/214702/
日記というか文章ってどう書けばいいのか一切わからないので、わからないといえばリチャード・ブローディガンを読むしかないと積んでいた本を開いたら「鱒釣り」をテーマにした47本の散文が詰まっていて怖かった。クリークでの鱒釣り、というなんとなくアメリカ開拓の神話っぽいモチーフと妙に現実的な言葉が近づいたり離れたりしてコラージュ的に分散・展開し、別にゴールなんてなくても大丈夫なのかもしれない、という気持ちに落ち着く。解説で読者が意味不明だと怒り出して話が紹介されていて、原文でもそうなのかと妙な関心をした。柴田元幸先生の訳者あとがきがとても良い。
>ブローティガンのことばは幻想的だ。幻想は、人工的に現実を完結させない、と思う。むしろそれは現実を逆探知する回路なのだ。そして探知された現実はらわたしたちの思想を完結させるものとしてあるよりは、完結しがちなわたしたちの洞察を揺さぶるものとしてある。人工的に現実に終止符を打てると予定する想像力を敵にまわして、ブローティガンはアメリカを描いてみようとしたのだろう。かれの心を惹きつけたのは、アイデアではなく現実だった。現実に近づけば近づくほど、かれの語り口は幻想的になるようだ。
菊地成孔『スペインの宇宙食』
https://www.shogakukan.co.jp/books/09408378
コラージュ感が似ていると思う。
10/11
「今日ジャケット着てたからなんでか聞かれたらドラフト会議あるんで………って言おうと思ったのに誰にも言われなかった」とツイートしていた。毎年このネタをやり、特に誰にも何も言われない。
今日思い出したり調べたりした本
『日本ハードボイルド全集1 生島治郎』
http://www.tsogen.co.jp/np/isbn/9784488400217
再読。表題作「死者だけが血を流す」が抜群に良い。インテリヤクザ上がりの主人公が地方の選挙戦に乗り込むも国政選挙の腐敗ぶりや封建的な男女関係に翻弄される。一人の男が世界にぶちあたり、世界を解体し、世界に飲み込まれる。これがハードボイルドや。
2,6がいつの間にか刊行されている。買わなければ。
10/12
朝ご飯にフレンチトーストを作ったこと以外の記憶が無い。食パン2枚分は多い。
今日思い出したり調べたりした本
川北稔『砂糖の世界史』
https://www.iwanami.co.jp/book/b269075.html
10/13
この日に「10/1~7までの日記を書きました。」というツイートをしていたんだな、と10/17のおれは思っている。これってSFになりませんか。ならない。ただの怠惰だから。
今日思い出したり調べたりした本
チャック・パラニューク『サバイバー』
逆行するノンブルが示すとおり、終わりから始まる物語。
カルト教団のコミュニティで生まれ育ったテンダー・ブランソン。家族を含む信者たちが集団自殺をしてから十年ほど経ち、テンダーはとうとう教団の最後の生き残り(サバイバー)になる。自殺願望を抱きつつも予知能力を持つ少女ファーティリティと出会い、救世主としてアメリカ中から注目されることになる。しかし、死んだはずの双子の兄が突然現れて・・。やっぱパラニュークは面白い。『ファイト・クラブ』より読みやすいと思う(イコール俗っぽいとも言う)。両者を比較して読んだ方が面白いと思うんだが、そもそも復刊してくれないと話にならない。
10/14
ドトールのミラノサンドAは、かなり雑な言及だが大枠は外れていない「ヨーロッパのサンドイッチ」の味がする。パンがもう少し固くて酸味があると最高。日本に来るとだいたいの食べ物がやわらかくて甘くなる、よく言えば味の純化が進むけど、もう少し「おいしくない」味が混じってる方がよりおいしくなる食べ物もあると思う。
今日思い出したり調べたりした本
ナガタユイ『サンドイッチの発想と組み立て 世界の定番サンドイッチとその応用』https://www.seibundo-shinkosha.net/book/cooking/19097/
第二弾『卵とパンの組み立て方』が出たらしい。よすぎる。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000672.000012109.html
10/15
仕事でWordを使ってお便り的なものを作り「Wordってこんな使い方できるんですね」と言われたときが日常生活で最も「異世界転生」に近い瞬間。
今日思い出したり調べたりした本
技術評論社『伝わるデザインの基本』
https://gihyo.jp/book/2016/978-4-7741-8321-3
「デザイン」を知っておくと役に立つ場面は意外と多いが、知らなくてもなんとかなるし、そもそも気にもしていない人が想像の三倍はいるんだなと気がついたので買った。なくしたい、目立たせるつもりで明朝体(デフォルトの遊ゴシック10.5pt)を赤字にし、さらにグレーの網を掛ける行為を、この世から。
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