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10月はinktoberする時間ないし日記を書こうと思ってもう12日が経っていたので、Twitterのログを見ながら思い出します。


10/1

スタバのリユーザブルカップを使っているのだが、これが「蓋が閉まりにくい」「飲み口の穴にサービスでもらえるマドラーは合わない」「ホットを入れると熱いが、スリーブを頼むと印刷のインクがべたべたになる可能性があると断られる」という代物で本当にスターバックスの名前で売っていいと思っているのか問いただしたい。思いもよらない雑な扱いを受けて、実は日々平穏に過ごしていることに感謝したい時にはおすすめです。


実は時給労働者なのですが、(新卒時期に「面白そうだから」という理由で結婚したので)なんとなくそのまま就活して会社に入って・・という経験をせずにのらりくらりと生きていおり、さすがにわかりやすい資格がほしいよな~と思って数年が経過している。趣味と実益を兼ねるなら語学、実現不可能なところに目をつぶれば最高。欲しいものは狩猟免許・わな狩猟免許なんだけど、視力が両目で0.5以上(矯正視力を含む)であることが合格基準なので普通に資格がなかった。ほしいだけで必要性は皆無です。


今日思い出したり調べたりした本

十月といえばレイ・ブラッドベリ『十月の旅人』

好きなのは「十月のゲーム」、サイコパス夫が妻への不信を(勝手に)極めたあげくに来客を巻き込んで・・というイヤ~~~な短編。ブラッドベリの日本オリジナル初期短編集なのだが疑念と一体の憎悪や恐怖、レッテル、などのテーマは一貫している。あと伊藤典夫の訳がやっぱり良い。訳文は原文と単なる主従関係にあるわけではなく、独立したテキストとして楽しみ評価して良いと教えてくれたのは黒丸尚の訳した『ニューロマンサー』だったわけですが、高校生で既に原書でSFを読み古本屋に行きたいから早稲田に行った人間のバイタリティーとセンスはやっぱりすごい。

訳者名で売れるアンソロジーは数少ないが、ハヤカワSF文庫から『伊藤典夫SF傑作選』というタイトルで2点刊行されている。

時間や次元がテーマだった『ボロゴーヴはミムジイ』は収録タイトルが洒落ているけど、認知の歪みとかループものとか、ある意味でSF小説っぽすぎる気はする。第2弾『最初の接触』はファースト・コンタクトに限らず宇宙という幅広いテーマでラブロマンスからサスペンスホラー、ほっこりユーモアものを揃えているので気軽に読んでみたい人にはこちらかもしれない。


一番新しいのは7月に出た国書刊行会『海の鎖』か、買わねば。https://www.kokusho.co.jp/np/isbn/9784336053251/




10/2

青年座「ズベズダ」の配信チケットを買った。10/12~

http://seinenza.com/performance/public/242_2.html

このときは配信開始前にチケット購入期限が来る罠が仕掛けられていたが、今は12日以降も買えるらしいです。

https://twitter.com/_seinenza/status/1447871967785148417?s=20


9月の劇場公演チケット買ってたんだけど結局行かなかったんだよな。楽しみです。

何で見たかは忘れたけど、ソ連のロケット打ち上げニュースを受けたフォン・ブラウンがNASAの偉い人に「だから言ったじゃん!!!2年前にやれたはずなのに!!!!60日くれや!!!!」ってブチキレてた話を毎回思い出す。マジでこいつ…………………感があったな。コロリョフは歯が抜けるほど拷問されてたのによ。


Twitterで郷ひろみのベスト5を発表しているな。なんでだ。しかもまだ途中。

「恋の弱味」、「悲しきメモリー」、「ガラス張りのエレベーター」であと2曲しか選べないので難航している。いやあと「洪水の前」と「禁猟区」でおしまいにしてもいいんだけどじゃあ「小さな体験」の岩谷時子作詞の「どうしてそんなに きれいになるの」から「誰が話しかけても知らないふりしているんだよ いいね」の凄さを無視していいのかって話になるじゃないですか。なるんだよ。


といいつつ、特に歌詞に注目して曲を選んでいるわけではないのだがやはり気になってしまう。「悲しきメモリー」は小谷夏作詞。小谷夏は久世光彦の変名で、久世光彦の紹介は割愛させていただくが、これもかなり気が効いている。特に出だしの「よせよ 口紅をそんな色にしても」の「しても」、ここをこうやって流すのがすごいセンス。

さらに歌詞を見ていくと確かに失恋ソングだけど曲調も歌い方もオールディーズというかツイスト風で明るい。「染めて」「変えて」という言葉だと冒頭の「よせよ」の呼びかけと相まって振ってきた相手の幻影だったり重さが残るのに対して、「しても」というのは抵抗であり振り切る決意で未練はないのを感じさせる。「よせよ」~サビの「忘れよう」も鏡の中の自分に向かって話しかけているような客観性が出ていて面白い。

前前作「真夜中のヒーロー」も小谷夏作詞だが、美少年/カワイイの脱却、「大人の男」への変貌を「薔薇がひとつ開くように/ぼくはきれいになれるね」とナルシスティックに形容する・させる・やってみせる試みが凄い。久世光彦のエッセイっぽすぎる。

こういう機微をわざとらしくなく描けて、というか実体験敵に知っているようなプレイボーイタイプの男がマジでトチ狂っていたのが沢田研二なんだよなと思うと余計に味わい深いし、出力したのが「コバルトの季節の中で」なのが逆に怖い。


今日思い出したり調べたりした本

中公新書『月をめざした二人の科学者』が超有名なエピソードはカットされてるけど二人の生い立ちからスプートニク、V2ロケット開発からアポロ、ジェミニと二人の死まで宇宙開発競争周りをサクッと読めるので予習には良いか。https://www.chuko.co.jp/shinsho/2000/12/101566.html

JAXAのコラムにもソユーズ話がある。

https://iss.jaxa.jp/column/norisan/vol3.html

コロリョフの同僚だったボリス・チェルトックのインタビューまである。

https://www.jaxa.jp/article/interview/vol9/index_j.html


「作家で聴く音楽」第二回 筒美京平 - JASRAC

https://www.jasrac.or.jp/sakka/vol_2/tsutsumi_in.html

文春新書『筒美京平 大ヒットメーカーの秘密』近田春夫

https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784166613250

近田春夫は本当に語りが上手い。



10/3

NHK Coversで沢田研二ナイトという本人不在の誕生日会をやる告知が出たらしい。

DVDボックスが素晴らしかったので早く次を出してほしい。よろしくお願いします。


あとヨナス・ナイくん出演のラブコメがNetflixで配信されます。よろしくお願いします。

「彼と彼女と君と僕」

https://www.netflix.com/jp/title/81350337


17Liveの公式ライバーになりませんかというスカウトDMも来ていた。

公式らしいが限りなく怪しいというか、スカウトの方向性のひとつに「自己顕示欲が強そうなツイートをしている人」があるらしく、事実だからムカつく。


今日思い出したり調べたりした本

「女王陛下の007」

ノーランはボンドを撮りたいらしいという話を人とした。そうなんだ。

興行的には失敗したらしい二代目ボンドのレーゼンビーだが作品的には個人的にベストに入るよ。運命と使命を背負う主人公が家庭を持つことの困難さを全面的に描いた影響は「カジノ・ロワイヤル」でも出てくる。アクションシーンが短く、世界を股にかけないボンドだからこその締まったサスペンスと「00要員」の人間性なんかが詰まっている。クレイグボンドはこの路線の直系なんだなと感じる。

https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B00JA5I6RK/


イアン・フレミングの訳と言えば井上一夫ですが、原文の「ビッチ」を「牝め!」と訳しているのが衝撃だった。原作は治安と倫理が悪すぎる。アボカドは「わになし」らしいです。



10/4

こいぬが散歩をやる気だったのであやうく遅刻するところだったらしい。


仕事で試験を受けることになり、まあ気楽に~と言われていたので思いっきり舐めていたのだが詳細を聞かされて半泣きになった。調べ学習癖があってよかった。


今日思い出したり調べたりした本

集英社新書『プロデュースの基本』木崎賢治

糸井重里の帯が嫌すぎて外れるまで待つつもりだったけど、気配がなかったのでレジで帯び外してもらった。流し読み1回だけだが、少なくともノウハウではない。

すごく悪く言うなら普遍的な哲学しか書いていませんが(すごく悪く言う必要は特にありませんが、生き様なので悪口がすぐ出てきてしまいます)「好きだとかいいと感じたら、実際につくってみること、つくるからこそ見えてくることを徹底分析すること」という紹介が「わかる」と感じた人は面白いと思う。コツの話ね。

https://books.shueisha.co.jp/items/contents.html?isbn=978-4-7976-8062-1



10/5

試験の詳細を更に聞かされて泣き言をいっていた。たぶんその準備をずっとしていた。もうすでに記憶がない。


「今のアイドル(歌手)を否定する気はないのですが」という大嘘こいて自分の好きな昭和を持ち上げる奴だけが落ちる地獄があるらしいですとTwitterに書いていたので何か見たんだろう。知恵袋とか各種コメント欄とかTwitterとかで未だに新御三家やらジュリーやら誰やらでファン同士言い争いが勃発するのすごいなと思って個人的に統計を取っているんだけど、絶対にインターネットには書きません!


今日思い出したり調べたりした本

忙しかったので特になし



10/6

文春連載「ジュリーがいた」のエキゾティクス回を待ち望んでいるようだ。

いや実際タケジが来たんだからあるんじゃない?PYGの話題も出たし?キャリア追う上で必要だよね?と思っているんですが解散の理由が理由だし、吉田建と仕事しなくなった(単純に途切れたのか、何かあったのか)理由も知らないし、世界でひとりやきもきしています。


ほんの出来心というやつを全く理解してくれないyoutubeのレコメンド機能で紹介されたキャンプ動画をなんとなく再生する→なんとなく動画リストを見る→歌手らしいけどあんまりよろしくない売り方をしているなと思う→なんとなくMVを再生する、というデジタルの神のお導きにより西平彰くんが自分プロデュースの女性歌手の後ろでキーボードを弾いている、わりと最近の姿を目にした。黒いマスクをしていて「若いな・・・・・・・」と思ったけどそれ以上に本当に他の動画のタイトルとかサムネが良くなさ過ぎて「よくないよ・・・・・・・・」という心配しか残らない。

Linolino「バスタブで恋をして」Live MV

「端っこで膝ぐねぐねして楽しそうにしてたのにな~~」という謎の感慨に襲われるが、おれが彰より年上だったことは一日もない。


今日思い出したり調べたりした本

リズム&ドラム・マガジン 2020年10月号

https://www.rittor-music.co.jp/magazine/detail/3120119006/

ユカリ殿のインタビューが載っている。

https://drumsmagazine.jp/player/studio-great-vol-2-yukari-uehara/

抜粋版がwebに。


青土社『暴力の人類史 上・下』ピンカートン

http://www.seidosha.co.jp/book/index.php?id=2069

なんで調べたかは忘れた。


中北浩爾『自民党』、清水真人『平成デモクラシー史』、濱本真輔『現代日本の政党政治』

たぶん総裁選が近かったから2018年の書評引っ張り出してきたんだと思う。

https://www.asahi.com/articles/DA3S13679431.html


ちくま文庫『自民党戦国史〈上・下〉』伊藤昌哉

これ古本しかないんだけどめっちゃ面白い。コクがある。好きなところを引用します。

「福田には絶対に政権を渡さない、最後まで泣かせてやる。…『これだけやっても駄目か』と、福田が秋雨の中で呆然と立ち、男泣きに泣く、その姿を、おれは見たいのだ」田中角栄



10/7

謎の力で時給が上がった以外の記憶が無いが、伊藤典夫の翻訳にこういうタイトルを見つけて「ウフフ」となったらしい(下書きに残っていた)


「わが心のジュリー」 The Likeness of Julie リチャード・マシスン(Richard Matheson)


例の本の元ネタだったら面白いな。絶対に違うだろうけど。


今日思い出したり調べたりした本

日本の自動車メーカーの本社所在地を調べていたけど理由がわからない。


青空文庫のルビの振り方

https://www.aozora.gr.jp/aozora-manual/index-input.html#markup

投稿しようと思ったわけではない。


「慈悲なるデジタルなる神の恩寵を与え給え」が何の短編に出てくるフレーズだったか思い出せない。






この調子で一ヶ月書き切れるのか? ご期待ください。


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